アイス舐め、きわどいポーズが「私のプラスになるのだろうか」 ベテランが語る「職業グラビアアイドル」という生き方

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グラビアは無理やりやると病んじゃう

 現在は芸能事務所のマネージャーも並行して行っているが、そこでもグラビアのイメージの低下を感じ、複雑な思いになっているという。

「今はグラビアをやりたいという子はあまりいないですね。やりたくない仕事は?と聞くと、みんな『グラビア』と言うので。時代なんでしょうね。グラビアは無理やりやると病んじゃうので、それでいいと思います。私はメンタル強なんで、自分が決めたことは責任を取るので病むとかはないですけど、世間にわざわざ言わないだけでこれまでも病んできた子はいると思います」

「ただ、一般的な感覚として『グラビアって下品だね』となってしまうのはもったいないなと思います。グラビアって日本の独特の文化なので。ずっとグラビアやってきた身としては、衰退するのが嫌だけど、このままだとかなりまずい。女の子って結構女の子や、女の子の体が好きという子もすごくいるので。そういう面でもうまくこう、芸術アートとして残っていくような子たちが増えればいいなって」

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 後編記事【面接で「社長と寝られます?」 業界の闇を経験したベテラングラドルが「芸能マネ」を始めて変えたいコト】では、自身も経験したという芸能界の闇、そしてマネージャーという仕事への思いについて語っている。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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