馬場前代表に離党観測も…ボロボロ「維新」の行く末は? 「参院選の結果次第では党が分裂する」
「参院選後に党を飛び出すつもりかも」
再び先の政治部デスクの解説。
「先月下旬、馬場伸幸前代表が自身のYouTube番組で藤田文武前幹事長と対談しました。“裏でグチグチ言うのは性に合わない”と付言しましたが、参院選の岐阜と和歌山の両選挙区で立憲民主党と候補者を一本化した執行部の選挙対策を公然と批判したのです」
馬場氏の狙いは、代表への返り咲きなのか。
「昨年の衆院選後、馬場氏は維新創立者の橋下徹氏から人脈重視の政治スタイルを“飲み食い政治”と批判された。馬場氏はショックを受けており、参院選後に一派を引き連れて党を飛び出すつもりかもしれません」
維新はかつて、安倍晋三首相や菅義偉官房長官(いずれも当時)との良好な関係を背景に全国への拡大戦略を進めてきた。
「安倍氏は死去し、いまや菅氏に以前ほどの影響力はない。与党に大阪・関西万博を“人質”に取られ、令和7年度当初予算への賛成を余儀なくされるなど、いいように利用されています」
あまたの例を引くまでもなく、第三極を標榜する国政政党の賞味期限は短い――。






