報道MCに続いて「連ドラ主演」…配役にもギャラにもこだわらない売れっ子「50代俳優」とは
7月6日にスタートする連ドラ「こんばんは、朝山家です。」(テレビ朝日/ABCテレビ制作)は、中村アン(37)と小澤征悦(51)がW主演で夫婦役を演じるホームドラマだ。一回り以上も年の離れた夫婦は、“キレる妻”と“残念な夫”という意外な役どころだ。
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意外といえば、中村はGP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラに初主演だという。一方の小澤は、久しぶりの連ドラ主演だ。民放プロデューサーは言う。
「2人とも脇役が多いですからね。中村は深夜枠の連ドラでは何度も主演していますが、GP帯ではヒロイン役はあっても主演はありませんでした。一方の小澤は、2014年4月期の『TEAM―警視庁特別犯罪捜査本部―』(テレ朝)でGP帯の連ドラに初主演。『相棒』などが放送される水曜夜9時の刑事ドラマ枠でしたが、シリーズ化にはなりませんでした。それ以降も脇役や主役の次の“トメ”として俳優活動を続けていますが、最近、彼が話題になったのは、この4月から報道デビューしたことです」
デイリー新潮は4月25日配信の「報道デビューした『小澤征悦』新番組のホントの評判 強力“裏番組”を凌ぐために求められることとは」で、小澤が土曜の昼に日本テレビ系で放送される「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(読売テレビ制作)のナビゲーターに就任したことを報じた。もっとも、視聴率は2%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)で、裏番組の「ワイド!スクランブル サタデー」(テレ朝)には及ばないことにも触れた。
「しかも、彼の父親で世界的指揮者の小澤征爾さんのようなボサボサな髪型で、口髭と顎髭という出で立ちですからね、報道番組と言うよりパロディ番組みたいだという声もあります」
もともと悪役も似合う濃い顔立ちの小澤だからなおさらだ。その小澤が“残念な夫”を演じるのだ。
残念そうに見えない残念さ
「ドラマの中でも髭は相変わらずですが、坊ちゃん刈りのような髪型で情けなさそうな夫を演じています。もっとも、夫役のモデルは朝ドラ『ブギウギ』(NHK)を担当した脚本家の足立紳さん(53)で、彼がWEBマガジン(ゲットナビweb)で連載していた『後ろ向きで進む』という日記をベースに脚本を書き、監督も務めているんです」
ドラマにも朝ドラが出てくるという。
「さすがに“朝ドラ”とは言いませんが、第1話は朝の国民的ドラマ“国ドラ”の『ムキムキ』の初回放送をソワソワしながらも家族と一緒に見たい夫・賢太と、それを相手にしない娘と息子、家事に忙しい妻・朝子といった設定です。人気脚本家であるにもかかわらず家庭ではダメダメな夫を小澤が演じ、そんな夫へのイライラが止まらずにキレる妻を演じているのが中村というわけです」
なぜ小澤に白羽の矢が立ったのか、モデルである足立氏が制作発表会見で明かしている。
「自分で言うのは恥ずかしいのですが、“残念そうに見えない残念さ”が僕も小澤さんもあると思っていて。昔からこの人、俺っぽいところあるんじゃないかなと薄々感じていた。この役を小澤さんにやっていただけたら面白くなるんじゃないかと思ってお願いしたら、想像以上でした。見ていてとっても楽しい」
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