「背中に何もつけないで大胆に」 23歳アイドルが“大人な”写真集 デビュー時の仰天エピソード
17歳でグラビア
当時はAKB48が全盛期にあり、ももいろクローバーZ、SUPER☆GiRLS、東京女子流、さらにモーニング娘。をはじめハロプロ各グループもしのぎを削るなど、大手から地下までアイドル戦国時代のまっただ中。
熊澤も11歳で事務所のアイドルグループ「プリティグッド!」に加入したがグループは2年で活動終了。翌2016年に、オーディションで集まった白岡・里仲とTask have Funを結成した。「楽しいグループを作りたいな」という事務所の鶴の一声で、「Task」つまり人生に降りかかる課題や責務を楽しもう、というコンセプトで、Task have Funと命名。しかしまだ、無数にあるアイドルの1グループでしかない。
「最初は5人くらいメンバー候補がいたんですが、レッスンするうちに3人に決まりました。デビューしてから1年くらいは、ファンも全然いなくって。対バンライブに出た時、私たちの出番でお客さんが3人しかいなくて、私たちも3人だから1対1でライブしてました(笑)」
だが2017年、エッジの効いたサウンドと振付の「3WD」がアイドルファンに刺さり、ライブアイドル界隈で急速に知名度を上げていく。楽曲やパフォーマンスに惹かれる「楽曲派」ファンのニーズを拾い、アイドルフェスで注目の存在になっていった。
「あの頃は、他のアイドルさんの熱量がすごかったです。20分しかない出番にも、終わったら楽屋で立てなくなるくらい全力な方たちを見てきました。私はあまり詳しくないままアイドルを始めたので、そんな業界の先輩たちに追いつきたくて背中を追っていました」
「3WD」以後も、Task have Funのライブではファンが曲を振りコピするのが恒例に。幸福感たっぷりのライブ空間を作ってきた。
「でも実は未だにステージの上手(かみて)と下手(しもて)を間違える時があります(笑)。メンバー間でのリハーサルは『そっち右ね、左ね』って教えてくれるんですけど、演出家さんが入った時に『そっち上手で』って言われると、逆の方向に行っちゃったりします」
17歳でグラビアも始めた時、透明感抜群のルックスからついたのが「アイドル史上最高傑作」のキャッチコピー。雑誌グラビアも制覇していった。
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