「背中に何もつけないで大胆に」 23歳アイドルが“大人な”写真集 デビュー時の仰天エピソード

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熊澤風花インタビュー前編

 東京ドームや、日本武道館でのライブにはまだ縁がない。それでも「アイドル史上最高傑作」と呼ばれるアイドルがいる。3人組アイドルグループ・Task have Funの熊澤風花(23)だ。結成10年目、アイドルフェスには引く手数多のグループで活動してきた彼女に、このキャッチコピーへの思いや今までの歩みを聞いた。(前後編の前編)【大宮高史/ライター】

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「小学4年生の時に母と生まれて初めて行った竹下通りで、ここにスカウトさん、あっちにもスカウトさんって、順番待ちしてました(笑)。あれよ、あれよの気分でした」

 埼玉県出身の熊澤は、芸能界入りのこんな思い出を笑って明かした。

 2016年結成のTask have Funは、白岡今日花・熊澤風花・里仲菜月の3人でデビュー。センターに熊澤、向かって右側に白岡、左側に里仲というフォーメーションで活動してきて今年で10年目に入る。

「お家でずっと猫ちゃんを飼っていて、ちっちゃい時の夢が、動物病院の看護師さんだったんです」という少女時代。アイドルには、幼い頃から「評判の美少女」だったという武勇伝を持つメンバーも少なくないが、そんなスターめいた経験とは無縁だったようだ。

「学校とかお家の周りとかで『可愛い』って言われたことも全然ないですし、めっちゃモテたなんてもこともなくて。スカウトされたのが『私って可愛いのか?』と気づいた初めての体験だったんです」

 数多のスカウトマンの中から現事務所のヴェルヴェットマネージメントを選んだ決め手は、社長の口説き文句だった。

「AKBさんもCMで知っていた程度で、芸能界に興味はなかったんです。でももう電話もかかってくるし、『デビューしないのがもったいないです!』って、社長から何度も言っていただいて。そんなに言ってもらえるなら、やってみようと思いました」

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