戦後GHQに招かれた凄腕の「旧日本軍参謀」 朝鮮戦争の“特需”に沸く日本を「危なっかしくて見ておれなかった」理由とは
朝鮮戦争の「特需」に沸いた日本
戦後の冷戦時代に入っていた1950年6月25日、朝鮮半島の38度線で朝鮮戦争が勃発した。“北朝鮮による韓国への侵攻”という構図ではあるが、それぞれソ連を中心とした東側諸国、米国を中心とした西側諸国の支援を受けた、代表的な米ソ代理戦争のひとつである。1953年7月27日に休戦協定が締結され、1989年の冷戦終結を挟んでもなお、いまだ両国は「休戦中」だ。
朝鮮戦争が勃発した当時、日本はGHQの占領下。戦後の混乱期から復興期に移行する契機として、朝鮮戦争による「朝鮮特需」は大きな役割を果たした。...