「大谷翔平」打撃絶好調のウラで盟友「ベッツ」が吐露した「板挟み状態」…やはりドジャースは「大谷のチーム」なのか
本塁打は昨年を上回るペース
前人未踏の「50-50(本塁打と盗塁50×2)」を達成した24年シーズンを上回る可能性も出てきた――。
【写真】「今のオレは板挟み状態」…大谷の次を打つ苦悩を明かしたドジャースのスター選手
ドジャース・大谷翔平(30)が現地時間6月22日に行われたナショナルズ戦に「1番・先発投手兼DH」で出場し、投手では1回無安打無失点2奪三振、打者としては4打数2安打1四球とチームの勝利に貢献した。注目すべきは、8回にまわってきた最終打席で出た「今季26号アーチ」だ。
「大谷のホームランは8試合ぶり。これが日米通算300号に王手をかける一発だったと、球団公式Xやドジャース専門誌『Dodgers Nation』のサイトなどで即座に紹介されたので、スタンドも大いに盛り上がっていました」(現地記者)
その日米通算299号アーチだが、左中間スタンドにいた男性ファンの手に当たってグラウンドに跳ね返ってきたため、ナショナルズの野手陣はプレーを続行。大谷も二塁塁上でいったん止まったが、審判団によるビデオ検証によってホームランに変更された。大谷自身にとっても印象深い一発となったようだ。
26号アーチには、こんな見方もある。シーズン54本で本塁打王のタイトルも獲得した昨季、オールスターゲーム前の前半戦が終了した時点での大谷の本塁打数は29本だった。今季はオールスターゲームまでまだ18試合も残っている。大谷は「50-50」を達成した昨季よりも早いペースでホームランを量産しており、このまま行けば、「前人未到」と称賛された昨季よりも好成績を残すかもしれない。
「翌24日、大谷は27号アーチを放ち、26日には28号を放ちました。確かにホームランの出るペースは昨季よりも早い。あとは、オールスターゲームをどう乗り切るかでしょう。ホームランダービーに出場した21年はフルスイングを連続した影響で、後半戦は打撃フォームを崩してしまいました。エンゼルス在籍の最終年である23年もポストシーズンマッチに出たい思いが空回りし、オールスターゲームで二刀流出場した疲労も右肘を負傷した一因になったといわれています」(米国人ライター)
21年はオールスターゲーム前に33本塁打を放ったが、後半戦は「プラス13本」の計46本。23年は9月にトミー・ジョン手術を受けることになり、前半戦の32本と後半戦の12本の計44本で初のホームランタイトルを獲得したが、それを祝福する声と同じくらい、「右肘のケガがなければ」との指摘も多く聞かれた。
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