「大谷翔平」打撃絶好調のウラで盟友「ベッツ」が吐露した「板挟み状態」…やはりドジャースは「大谷のチーム」なのか
ドジャースは「大谷のチーム」
「6月初旬、ホームランダービーでトップを走る大谷を1番に置くのは得点効率が悪いのではないかとの報道もありました。『1番・大谷、2番・ベッツ』の打順ができたのは昨季中盤からで、大谷の盗塁が量産体制に入ったからでした」(前出・米国人ライター)
27号アーチが出た時点での大谷の盗塁数は、11。昨年のワールドシリーズ第2戦で二塁盗塁を試みた際、スライディングで左手を着いた勢いがあまって左肩を痛めてしまった。以後、首脳陣が盗塁挑戦に制限を設けている。
こちらも昨季の数値を確認してみると、前半戦の盗塁数は25。後半戦の65試合で34個を稼いだ計算になる。投手復帰した大谷が積極的に盗塁を試みることは考えにくいが、ロバーツ監督の「リードオフマン」発言から察する限り、自由にフルスイングできる1番から外すことは考えていないようだ。
「投手成績ですが、米メディアが着目しているのは奪三振率の高さです。まだ2試合2イニングしか投げていませんが、9.00の高い数値を残しています。同タイトルの10傑に入る数値です。規定投球回数には届かないでしょうが、このまま高い数値を残すと予想されています」(前出・同)
盗塁ができない分、昨季以上の本塁打数を記録するかもしれない。投手としても、1イニング限定の登板が続けば全力投球ができるので、高い奪三振率の数値も残すだろう。本人は完投したいくらいの気持ちでいるそうなので、盗塁同様、持て余したパワーでホームラン狙いのバッティングを続けていくだろう。献身的な打撃を続けるベッツとは対照的に、ドジャースは「大谷のチーム」の様相をさらに濃くしていきそうだ。



