「何もさせてもらえない」白鵬がガマンできなかった日本相撲協会のガチガチ体質とは
再興のタイミングが示されず
元横綱・白鵬が相撲協会を退職した。9日の会見も表向き円満な形で行われたが、実際は日本相撲協会に居場所がなくなった、失意の末の退職だったという見方が専らである。
毀誉褒貶あったとはいえ、大横綱だったのは間違いない。その白鵬を結果的に追い込むことになった協会の体質などについて触れる。
白鵬は2021年9月に現役を引退して宮城野部屋の師匠を務めていたが、弟子の暴行問題を受けて部屋が閉鎖された。24年4月から部屋付きの親方として伊勢ヶ濱部屋に移籍したが、それから1年が経過しても宮城野部屋の閉鎖解除が解かれない状況が続いた。...