「娘の顔は腫れ上がり、洋服は血だらけで…」 歌舞伎界のサラブレッドの凄絶DV 妻とその母が告発 「“お前とお前の家族もつぶす”と脅されたことも」

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「顔は腫れ上がり、洋服は血だらけ」

 梢さんの母が証言する。

「真夜中に娘は靴も履かず、靴下も片方は脱げた状態で家に駆け込んできました。顔は腫れ上がっていて、洋服は血だらけ。頭が真っ白になりましたね」

 母は児太郎に詰め寄った。

「“あなた、何をしたの?”と問い質すと、彼は両手を広げて“僕は何もしてません。梢さんが勝手に家の壁に頭をぶつけたんです”と言い出しました」

 むろん、そんな詭弁は通じない。医師から〈顔面骨骨折〉〈頚椎捻挫〉、各部位の打撲傷などの診断が下った梢さんの元へ、事件から約ひと月後、父を伴った児太郎が謝罪に現れた。

「福助さんは泣きながら“申し訳ない”と謝りましたし、児太郎君も土下座をしていました」(梢さん)

“お前とお前の家族もつぶすから”

 二度と暴力は振るわない。もし振るった場合は、梢さんに1000万円を支払う。こうした内容の誓約書まで交わした二人だが、穏やかな暮らしは続かなかった。

「稽古だと言いながら、酔っ払って帰ってくる彼を責めたときには、“殴らなければ暴力じゃないだろう”と言って、ウォーターサーバーの本体を投げつけられたり、体当たりや背負い投げもされました。週刊誌に告発する可能性をほのめかすと、“週刊誌、つぶすから大丈夫”“お前とお前の家族もつぶすから”と脅してきたこともあります」(同)

 度重なる暴力に耐えかねた梢さんは昨年12月、ついに家を飛び出したのだった。

 後編【「馬乗りになって殴られ、顔は血だらけに…」 歌舞伎界のサラブレッドのDVを妻が告発 「支払うことになっていた500万円も振り込まれていない」】では、児太郎から梢さんに振り込まれることになっていた金額のうち、約500万円が支払われていない問題や、「心から反省している」と語る児太郎サイドの言い分について詳しく報じる。

週刊新潮 2025年6月26日号掲載

特集「極秘結婚と凄絶DVを妻が激白 歌舞伎役者『中村児太郎』が本誌記者に嘘八百」より

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