あだ名は「ハンサム・ボーイ」警視庁ナンバー2は急な代役 「大川原・冤罪事件」公開謝罪で問われる反省の真剣さ
都と国にあわせて1億6600万円余の賠償
6月20日午後、横浜市の機械メーカー「大川原化工機」に険しい顔をしたスーツ姿の男性2人が車で到着し、随行の部下を連れて建物に入っていった。2人は、警視庁の鎌田徹郎副総監と東京地検の森博英公安部長である。いわゆる「大川原化工機冤罪事件」に関連して、警察、検察幹部が同社に謝罪に訪れたのだ。
起訴はすでに取り消され、逮捕された人たちは全員無罪となっている。
会社側が都と国を訴えた裁判では、東京高等裁判所が警視庁公安部と東京地検の捜査の違法性を認め、都と国にあわせて1億6600万円余りの賠償を命じ、今月確定。...