「使い捨ての駒のように扱われた」 玉木雄一郎氏には「トンズラ」の前科があった! 「保身からはしごを外して知らんぷりはひど過ぎる」 

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山尾氏、玉木氏のコメントは

 山尾氏に取材を申し込んだが、

「お受けできません」

 と答えるのみ。

 玉木氏に公認見送りの経緯について尋ねると、

「(11日開催の)両院議員総会にて正式に決定されたものです。(一連の騒動で)党のガバナンスの不備を含む多くのご批判、ご指摘を頂いていると認識しており、改善に向けた検討を進めます」

 と、榛葉幹事長名で回答した。

「早くもワンマン政党の限界が露呈した」

 参院選での躍進が期待された同党だったが、そんなイケイケムードはいまや霧消したと話すのは国民民主党の国会議員である。

「玉木氏は今年3月、参院選で16議席の獲得を目標に掲げましたが、今では“10議席を超えれば御の字だ”と話す関係者が増えている。今回の山尾さんを巡る玉木氏の不手際については内心、眉をひそめる者も少なくないが、玉木氏の代わりがいないので、誰も表立って批判の声を上げようとしません。早くもワンマン政党の限界が露呈してしまった」

 玉木氏は首相になりたいらしいが、とてもそんな器ではないだろう。

 前編【「玉木氏の話は全部、大ウソ」  会見前に“山尾切り”は決まっていた? 「“会見をやりたい”という山尾さんを執行部が止めていたのが真実」】では、玉木氏が“山尾切り”を決断したタイミングや、玉木氏がついている「ウソ」について、同党関係者の証言を紹介している。

週刊新潮 2025年6月26日号掲載

特集「公認取り消しの全内幕 山尾志桜里を激怒させた玉木国民主党代表のショートメッセージ」より

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