「令和の無責任男」 山尾ショックで露呈した玉木代表の「トンズラ体質」
「玉木さんに何度電話しても出ない」
約束がほごにされないか不安だった佐々木氏は、同党の榛葉賀津也幹事長(58)から確約を得たほか、10年来の付き合いだった玉木氏からも直接、「岡山1区で必ず議席を取らせるから」との言質を得たことで出馬を決めた。
「ところが選挙直前になって、私を含め3人の候補が中国ブロックの比例1位に並記されることになり、結果、私は落選しました。選挙後、玉木さんに抗議するため携帯に連絡したのですが、何度かけても全く出ない。事務所にも連絡しましたが、梨のつぶてのままです」(佐々木氏)
前出の堀田氏の評も手厳しい。
「山尾の醜聞もヒドいものだから“どっちもどっち”といった声もあるけど、それでも彼女は3時間におよぶ会見で批判の矢面に立ち続け、出馬への最低条件を乗り越えようとの姿勢は見せた。それに対し玉木の取った行動は”保身から慌ててはしごを外し、あとは知らんぷり“。ひど過ぎるね」
玉木氏に公認見送りの経緯について尋ねると、
「(11日開催の)両院議員総会にて正式に決定されたものです。(一連の騒動で)党のガバナンスの不備を含む多くのご批判、ご指摘を頂いていると認識しており、改善に向けた検討を進めます」
と、榛葉幹事長名で回答した。
6月19日発売の「週刊新潮」では、「山尾切り」に至った経緯の深層や、人気急落にあえぐ国民民主党の現状を含め、「非情なる政治家・玉木雄一郎」について、3ページにわたって特集する。