「監督・長嶋茂雄」が見せた誰にもマネできない神采配 “勘ピューター”的中で「連続代打ホームラン」や「代打ピッチャー」に観客は大喝采
巨人で通算15年間監督を務め、リーグ優勝5度、日本一2度を達成した長嶋茂雄氏は、指揮官時代にもさまざまなエピソードを残している。あっと驚く閃き采配を何度も披露し、“勘ピューター”と呼ばれた長嶋監督だが、実際はスコアラーから提供されたデータを細部にわたって分析し、打球方向もすべて頭に入っているという緻密な野球だったと伝わる。【久保田龍雄/ライター】
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そんな数々のエピソードの中でも、持ち前の閃きが功を奏し、NPB史上初の代打連続本塁打の快挙が達成されたのが、1977年6月14日の広島戦である。...