自ら「ADHD」をカミングアウト 60歳監督が明かす20代「ホチキス止めも満足にできなかった」
君塚匠監督インタビュー
永瀬正敏主演の「喪の仕事」や黒木瞳主演の「月」などで知られる君塚匠監督(60)。自身のADHD(注意欠如・多動症)を主題に据えた新作映画「星より静かに」が、6月21日より全国順次公開される。監督・脚本・企画・主演のすべてを務めた本作では、自らが55歳でADHDと診断された経験を出発点に、当事者としての実感をフィクションとドキュメンタリーの両面から描き出した。君塚監督がADHDを告白し、映画にした理由とは?
***
ADHDは、発達障害の一種であり、不注意・多動性・衝動性といった特性を持つ。...
つづきを読む