大凶作や巨大地震でも“備蓄米”が「無料放出」されない根本的な理由…“有事”だろうと「入札や随意契約で売却」の知られざる背景
小泉進次郎・農林水産大臣は6月10日、新たに備蓄米20万トンを随意契約で売り渡すと発表した。そのうち半分の10万トンは2020年産で、いわゆる「古古古古米」だ。そのため店頭価格は5キロ1700円まで下がると期待されている。また、この20万トンが全て売却されると、備蓄米の残りは10万トン程度になるという。(全2回の第1回)
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小泉農水相は備蓄米を徹底的に売り渡す姿勢を鮮明にしてきた。まさに“有言実行”というわけだ。担当記者が言う。...