コメの流通経路は「際立って前時代的」と「ドンキ」社長が喝破…「小泉大臣」方式の圧倒的なスピード感に「これまで遅かったのは誰のせい?」
コメの高騰問題で、ネット上では「JAやコメの卸業者は必要か不要か」との議論が盛んだ。論争に大きな影響を与えたのは備蓄米の流通スピードだろう。江藤拓・前農林水産大臣が3月に入札を実施した備蓄米は、農水省によると小売業者や外食・中食業者に届いたのは5月11日の時点でわずか4・1万トン。全体の19・8%に過ぎず、小売店に限ると12・9%とさらに低かった。(全3回の第1回)
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ちなみに週刊新潮の取材によると、いわゆる“江藤米”の流通は6月に入ってようやく本格化してきたという(註1)。...