“ポスト石破”の可能性も? コメ視察で大声援を浴びた「小泉進次郎農水相」これからの展望は 「彼のおかげで参院選の惨敗は免れた、というのがもっぱらの見方」

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 いよいよ放出された随意契約による備蓄米。6月1日の日曜日、小泉進次郎農水相(44)は、コメの積み上がった都内の大型小売店を視察した。

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重鎮に“強気発言”

 まず足を運んだのは大田区のドン・キホーテ。「備蓄米キタ~!」とおなじみの書体で書かれたパネルの下で、同行したスタッフから何やら耳打ちをされるも、聞こえていないのか、気にせずゆったりと歩みを進める。コメを求める数百人の行列から「小泉さ~ん、頑張って」なんて声も上がっていた。

 続いて訪れたのは品川区のイオン。ここでは5キロの備蓄米が6200袋も入荷され、人々は並ぶことなくコメを手にしていた。そんな光景が彼を一層勢いづかせたのか、視察後の会見では、こう言い放った。

「大臣の裁量内で決められることは党に諮らず決める」

 これは前日に野村哲郎元農水相(81)が呈した「(自民党農林部会の)ルールというのを覚えていただかなきゃいかん」という苦言に対する意思表示ととれるが、重鎮相手に強気の発言である。

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