「誰のおかげで即位できた?」叔父からの圧力に耐えた少年皇帝が豹変するとき

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 幼くして帝位を継承した君主は、しばしば後見人による政治が行われることになる。幼い皇帝は政治経験が乏しく、判断力も未熟であるため、後ろ盾になる人物がその役割を代行するのは自然な流れといえるだろう。

 しかし、この後見制度は、時に皇帝が「操り人形」と化してしまう危険性を孕んでいる。その助言者は皇帝の権威を利用して自らの権力を拡大しようとし、幼い皇帝は、その意向に逆らうことができない。皇帝の名のもとにさまざまな政策を推し進め、自らの利益を優先させることも可能になる。...

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