「松本人志なら島田紳助も呼べる」 月商“1億円”も夢じゃない「ダウンタウンチャンネル」の勝算
コンプラを気にしない笑い
さるテレビ局の幹部は、松本の壮大な構想の背景をこう推し量る。
「彼がやりたいのは、コンプラを気にしない笑いのはず。彼がプロデュースしたアマゾンプライムの『ドキュメンタル』は、密室で芸人たちが過激な下ネタなどで笑わせ合うコンプラ完全無視の企画で大ヒットし、20カ国以上の国々で配信されている。これが自信につながっているのでしょう」
勝算について、ざっとソロバンをはじいてみると、
「2022年、ダウンタウンはなんばグランド花月で31年ぶりに漫才を披露しました。このときの配信チケットは1公演2400円で10万枚以上売れた。また、松本さんのSNSのフォロワーは1000万人近くいる。仮に月額を広告なしのネットフリックスよりも安い1000円にしたとして、フォロワーの1%にあたる10万人が会員になれば、月の売り上げは1億円を下らないでしょうね」(同)
メディアも“多様性”だからこそ可能なプロジェクト。配信全盛時代ならではの復活劇となるか。