低視聴率が続く「ヒロミ」のビジネスバラエティ 日曜朝でぶつかる加藤浩次「がっちりマンデー!!」との“差”は
5月4日にスタートした「発掘！スタートアップ ヒロミのおはようミーティング」（フジテレビ）という番組をご存知だろうか。日曜の朝6時半から始まるビジネスバラエティで、実業家の顔を持つお笑いタレントのヒロミ（60）がMCだ。今のところ視聴率は1％台（ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯：以下同）を彷徨っているという。
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《日本の未来を変えるかもしれない起業家の卵たちが、朝からとっておきの新ビジネスやアイデアを紹介する全く新しいビジネスバラエティ！》（公式サイトより）というコンセプトの下、ミーティングマネージャーのヒロミと成功を収めた起業家が、起業家の卵の新アイデアについて話し合うという内容だ。
ちなみに、5月18日の放送は以下のように始まった。進行は入社4年目の山本賢太アナ（27）だ。
山本アナ：おはようございます！ 日曜の朝は「ヒロミのおはようミーティング」ということで、「ヒロミのおはミー」始まりました。
ヒロミ：いやいやいや、「おはミー」ってやめろっつってんだろ！
山本アナ：本当に、朝といえば「おはミー」になってほしいと……。
ヒロミ：いいのいいの。そんな思いがあっちゃダメ。こういうのはね、何気なくやってて、みんなが気づいてくれるっていうのが一番いいんだよ。
山本アナ：ホントですか？
ヒロミ：そりゃ、そうだよ。グイグイ行くなってことだよ。
この日の起業家の卵は現役の東大大学院生で、プラスチックを綿あめのように細い糸状にして梱包材にするというアイデアだった。しかし、実験映像では綿あめのようにならなかったばかりか、溶けたプラスチックが燃え出すというとても実用性があるとは思えない結果に。民放プロデューサーは言う。
スタート前から二番煎じの声
「視聴率は初回が1・4％、第2回が1・8％、この日が1・5％と低空飛行が続いています。このままだと『みんなが気づいてくれる』前に番組がなくなってしまうかもしれません」
ヒロミといえば、80年代後半はコントグループ・B21スペシャルのメンバーとして人気に。その後はピンで活躍したが、2004年頃に芸能活動を休止。10年ほど実業家として活動した後に復帰し、今では多くのレギュラー番組を抱える売れっ子だ。そのヒロミがMCを務める新番組が低視聴率とは。
「彼は所ジョージさん（70）や明石家さんまさん（69）の下の世代で、ダウンタウンやウッチャンナンチャン、爆笑問題と同世代ということになります。キャリアは十分なヒロミさんですが、一度活動休止していたために新鮮度があり、MC需要が増しているようです。しかも、ジムを経営するなど起業の経験があるため、こうしたビジネスバラエティに白羽の矢が立ったのでしょう。もっとも、番組が始まる前から二番煎じではないかと冷ややかな目で見る人もいたんです」
何の二番煎じかといえば、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次（56）がMCを務める「がっちりマンデー!!」（TBS）だという。
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