コンサートでは「骨折もトークのネタに(笑)」 デビューから56年「由紀さおり」が明かす「いかりや長介」さんから教わった“大切なこと”

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昭和の名曲を再び

 そんな由紀さんのニューアルバムが5月28日に発表された「SHOW(昭)TIME!」だ。

「童謡歌手をしていた小学校2~3年生の頃、所属していたレコード会社が春と秋に日劇で開いた『コロムビア歌謡大行進』に、私も出演していました。その時に先輩たちが歌われていたヒット曲を昭和100年でもある今年、由紀さおりとして新たなアレンジでお届けしたいと思ったんです」

「東京ラプソディ」「月がとっても青いから」「青い山脈」「ここに幸あり」……どれも昭和の名曲だが、今回のアルバムでは、ジャズ・ピアニストの林正樹氏、昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で音楽を担当した冬野ユミ氏ら、豪華ミュージシャンが参加したスーパーセッションになっている。

「ここに幸あり」は、2005年のNHK連続テレビ小説「ファイト」に、由紀さんが「歌う女将」として出演した際にも歌っているが、今回は新バージョンで録音されている。昭和の歌謡界の常に第一線で歌い続けてきた由紀さんの歴史に、また一つ大きな足跡を残す一枚になりそうだ。

【第2回は「『これからのエンタメ界を背負う存在』 歌手生活56周年『由紀さおり』が太鼓判を押す“超人気アイドルグループ”のメンバーとは」由紀さんが個人的にも親しくしているというメンバーは】

由紀さおり
群馬県出身。小学~高校生まで「ひばり児童合唱団」に所属。1969年「夜明けのスキャット」でデビューする一方、女優として映画やドラマで、またバラエティ番組への出演や司会など、多方面で活躍する。1970年、「手紙」で日本レコード大賞歌唱賞、83年に出演した映画「家族ゲーム」で、毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。姉の安田祥子と共に美しい日本の歌を次世代に歌い継ぐ活動を続けている。6月にはNHKプレミアムドラマ「照子と瑠衣」への出演の他、ディナーショーやコンサートも精力的にこなしている。

デイリー新潮編集部

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