新たな“テレ東伝説”誕生か!? 「個人視聴率0%」なのに11年も続く“謎の情報番組”

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低視聴率も不思議

 香坂は「欽ちゃんのドンとやってみよう!」(フジテレビ)のマスコットガールとして人気となり、後に歌手や俳優として活躍。荒木は第1回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞(グランプリは榊原郁恵)を受賞してアイドル歌手としてデビュー、その後、俳優やタレントとして活躍した。夫は歌手の湯原昌幸だ。

「テレ東の平日午前の情報番組としてはいいメンツを揃えていますし、贅沢感もある。出演者も多く、スタジオもしっかりしていて“やる気”を感じます。とはいえ、それでも個人視聴率0%台が続けば、いくらテレ東でも番組の存続は難しい……としか思えないのですが、そんな噂も聞こえてこないのが不思議です」

「さすがテレ東!」と言いたいところだが、やっていけるのだろうか。

「当初から世帯視聴率2%台を狙っていたとも聞きますから、低視聴率は他局ほど気にしていないのかもしれません。おそらく出演料もかなり安く抑えられているのでしょうし、テレ東の他の番組にブッキングしやすいというメリットもあるのでしょう」

 薬丸の場合、テレ東の「出没!アド街ック天国」には1995年から出演を続け、2017年からは夕方の情報番組「よじごじDays」の木曜MCも務めている。

「『なないろ日和!』の企画は、料理、掃除、収納、ファッション、美容、お出かけ情報など、生活情報番組の王道路線で勝負しています。ただし、番組にオリジナル感は乏しく、VTRのクオリティは可もなく不可もなくといったところ。むしろ、それでテレ東の平日の番組の中で最低クラスの視聴率というのは不思議です」

 原因はあるのだろうか。

「番組の半分ほどがテレビショッピングになっていることが影響しているのかもしれません。贅沢なMC陣はオープニングに登場するも、いきなり『ジャパネットたかたテレビショッピング』に変わり、番組の本編は10時ごろからようやくスタート。しかし、10時半ごろからは『テレビ東京ショッピング』に。こちらの通販コーナーにはMC陣も加わって商品を褒め称えるという内容で、その後『なないろ星占い』を流して番組は終了です。つまり1時間半ある番組のうち番組本編は実質30分ほど。残りのほとんどは通販番組なんです。それらが同じ番組としてカウントされるため、個人視聴率0%という数字になってしまった可能性があります。なぜそうした編成にしているのかは想像もつきませんが……」

 テレ東の謎は深まるばかりである。

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