コメ価格は2倍以上! 国民と「石破政権」を苦しめる令和のコメ騒動 価格はいつ、どれくらい下がるのか

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3000円以下のレベルには戻らない

「結局、方策は“備蓄米を放出し続けること”だそうです。これに“新米が不作ではない”との見通しが立てばコメ価格は緩やかに下落を開始するのではないかと見られています。それでも下落幅としては今から20%程度で、それ以上は下がらないのではないかと見られています」(先の担当記者)

 となると3000円以下のレベルには戻らないということか。新米が本格流通するのは8月。石破政権の運命を左右する参院選は7月下旬投開票が予定される。

「現在、永田町では、参院選で自公与党は議席数を減らすが非改選議席と合わせれば過半数を維持できるとの見通しが語られています。が、一方でコメの値段が高騰している状況だけでも“石破政権の失政”との指摘をまぬかれず自公は想像以上に大敗するとの声もあがっています。石破氏もまさにその点を懸念しており、何としてでもコメの値段を下げるべく躍起になっている。農政の構造的な問題が元凶だと知る石破氏にとって付け焼き刃的な対応を強いられるというのは歯がゆい状況でしょうが、背に腹は代えられないということなのかもしれません」(先のデスク)

 冷静に現状を踏まえれば、長年の農政のツケであって、この数年の政権の問題ではないということならば、仮に石破内閣が退陣を余儀なくされても事態は変わらない。そもそも備蓄米の放出以外の妙案があるのならば、与野党問わず提案すれば良いはずだが、そのような動きは見られない。次の首相なり農相がコメ価格を安定させるスーパーマンになり得る可能性は極めて低いということになるわけだが……。

デイリー新潮編集部

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