なぜ玉木雄一郎氏は「政治家YouTuber」で一人勝ちできた? 「アンチがファンに転向するケースも」
「アンチがファンに転向するケースも」
また玉木氏は「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首や、れいわ新選組の山本太郎代表など、主義主張の異なる相手との対談も厭わない。
「自分の仕事内容や信条を一方的に伝えるだけの政治家YouTuberが多い中で、非常にオープンな姿勢に映りますよね。また、ネットの視聴者は、コメント欄を閉じるなど意見を制限しようとする姿勢に反感を覚えます。相手が権力者であればなおさらです。不倫の謝罪動画でもコメント欄を開放している玉木氏は“逃げも隠れもしない”という印象を視聴者に与えるのです」(高橋氏)
メインコンテンツである解説動画を、1週間に2本ほどアップし続けていることもポイントだ。
「コメ不足やトランプ関税など話題の事柄を即座に取り上げるので、自分のアピールではなく視聴者のために情報を発信しているように映ります。また、不倫問題などの不祥事があっても、ブレずに解説動画をあげ続けることで、一時増えた批判も時間と共に埋もれていきます。中には批判している内に、お薦めされる解説動画を見て“玉木氏もなかなか良いことを言うな”とファンに転向する人もいるでしょう」(同)
後編【「1回のライブでスパチャ100万円超も」 玉木雄一郎氏が「政治家YouTuber」の覇者になれた理由 年間推定収益は驚愕の金額】では、YouTubeの切り抜き文化、スパチャ文化などを味方につけながら、大躍進を遂げた玉木氏のチャンネルについて、成功理由をより詳しく分析する。
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