「フジの新幹部に書類送検の過去」「デートを断った後輩女性を叱責した反町氏は処分されず」 株主総会を前に問題山積のフジテレビ
6月の株主総会を前に、フジ・メディア・ホールディングス(HD)が揺れている。フジにとって頭の痛い問題となっているのが、BSフジの看板番組「プライムニュース」キャスターだった反町理氏(61)の一件だ。
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その処遇を巡って頭の痛い問題となっているのが、BSフジの看板番組「プライムニュース」キャスターだった反町理氏(61)の一件だ。
スポーツ紙デスクが解説する。
「第三者委員会は3月、反町氏の過去の言動をハラスメント行為と認定しましたが、これは2018年に一部週刊誌で報じられたものでした。反町氏が06年から08年にかけ、後輩女性2人に対し一対一のデートに誘い、断ると不当に叱責したメールを社内に一斉送信するといったあきれた内容です。これを受け、反町氏はプライムニュースを降板し、フジテレビの取締役も退任しました」
過去の事案とはいえ、ハラスメントが認定されたのだから、当然、反町氏にも何らかの処分が下されたはず――。
反町氏を改めて処分できない「社内事情」
ところが、そんな推察を当のフジテレビ関係者は一笑に付す。
「反町氏は現在、テレワークの勤務形態に移行しています。自宅謹慎といった趣旨でなく、あくまで通常のテレワーク業務という形です。実は騒動後も本人が平然と出社し、それを見た社内外の人間から会社にクレームが入ったことで、上層部が反町氏にテレワークを命じるに至った。要は社員の目から隠すことにしたわけですが、それというのも、いまさら彼を処分できない事情があって……」
7年前にハラスメント疑惑が報じられた際、反町氏は所属する報道局の関係者を前に、騒動について謝罪。社内的には、これでみそぎを済ませた格好になったという。
「普通ならキャリアに傷がつくところですが、逆に反町氏の場合、20年にフジテレビの執行役員に取り立てられ、翌年には取締役に昇格した。もちろん、異例の人事の背後に日枝久氏(87)の意向があったのは言うまでもありません。第三者委の報告書は、昔の話を蒸し返してクロ認定したもの。だから彼を改めて処分するとなると、当時、反町氏を不問に付した報道局長をはじめとした上層部の判断が間違いだったと認めることになる。そんなことできるはずがありません」(同)
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