「ゴジラ」音楽の生みの親「伊福部昭」の伝説が令和に復活 坂本龍一も訪れた1983年「日比谷公会堂コンサート」の衝撃とは

エンタメ

  • ブックマーク

伝説のコンサート

 5月26日(月)、〈伊福部昭総進撃 キング伊福部まつりの夕べ〉なる、物々しいタイトルのコンサートが開催される。

 伊福部昭(1914~2006)――戦後日本を代表する作曲家である。ほぼ独学で音楽を身につけ、1935年、21歳のときに作曲した《日本狂詩曲》がチェレプニン賞を受賞して、本格デビュー。翌年、アメリカで初演され、絶賛される。以後、《交響譚詩》《シンフォニア・タプカーラ》など、土俗的なパワーと迫力あるリズムにあふれた名曲を続々発表。後年には、東京音楽大学の学長もつとめた。...

つづきを読む