「バイクを“借りパク”した挙げ句、相手を集団でリンチ」 川崎の女性死体遺棄事件、ラッパー容疑者の素顔 「ボンボンでいつもタクシー移動だった」
「あいつの家が裕福だったから……」
このリンチ事件と今回の事件の関係は未詳ながら、
「内部で話題になったのは、“容疑者は一人で悪さをするのではなく徒党を組むタイプ。岡﨑さんの事件はすべて容疑者一人でやったのか”といった点です」
当時の白井容疑者は、川崎市内の市立小学校と中学校を出て県立高校に入学したばかり。白井容疑者を古くから知る人物が振り返る。
「基本的に一人では何もできない奴です。高校ぐらいからガラの悪いのとつるんでいましたね。中学までやっていたサッカーをやめて、ラッパーになっていた。地元川崎出身の『BAD HOP』という有名なヒップホップグループに憧れたのでしょう」
ただし、どこか中途半端に映ったそうで、
「それは、あいつの家が裕福だったからです。母子家庭ではありますが、いつも金を持っていた。兄2人と姉1人の4人きょうだいの末っ子だったからか、母親からは“ヒデくん、ヒデくん”と呼ばれて甘やかされていた。あいつがどんなに悪さをしても母親がとがめることはなかった」(同)
「いつもタクシーで移動し、“母親が金をくれる”と」
ラッパー活動をしつつ、川崎市内にあるとびの会社で働いていた。
「給料がさほどいいわけでもないのに、いつもタクシーで移動し、領収書をたくさん財布に入れてました。それについて尋ねた相手には“母親が金をくれる”と言っていた。被害者の岡﨑さんが勤めていた川崎駅近くのスナックには、最初は会社の人に連れて行ってもらったらしいけど、岡﨑さんと付き合えたのは自分の給料ではなく母親の金を使ったからですよ」(前出の白井容疑者を知る人物)
いつしかとびの会社も無断欠勤続きでクビになっていたという。5月8日発売の「週刊新潮」では、神奈川県警の捜査の問題点について、より詳しく解説する。