八代亜紀さんの「写真付きCD」 発売した社長は「ガタガタうるさいのが揺さぶりをかけている」と開き直り

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アイドルに体を売るようにあっせんしていた社長

【全2回(前編/後編)の前編】

 天国にいる演歌の女王も怒り心頭に違いない。今般発売された故・八代亜紀さんのCDに、おまけとして、彼女の若かりし頃の「ごくごくプライベートな写真」が付けられていることが波紋を呼んでいる。発売元の「レコード会社」は彼女と契約したこともなく、さらに社長には、所属アイドルに自身の「体」をオジさん相手に売るよう、あっせんしていた過去も……。いかなる履歴の人物なのか。

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 CDのジャケットに写る八代亜紀さんは、物憂げな瞳でこちらを見つめている。中には特別な写真が封入されているという。レコード会社のホームページには、こうある。

〈お宝として 八代亜紀が24~25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影された写真2枚が掲載されています〉

 CDの発売を報じた女性週刊誌などによると、一枚はベッドに横たわっている姿、もう一枚も衣服を身に着けていない写真である。当時、八代さんは、フィルムを三つほど買ってきて“これで撮って”と恋人に撮影を依頼したのだという。

早川氏は「ガタガタうるさいのが揺さぶりを……」

 4月21日、鹿児島市のニューセンチュリーレコード(以下、ニューセンチュリー社)から、八代さんのアルバム「忘れないでね」が発売された。そこに付録として入っているのが件の写真だ。ところが発売が予告されると、たちまち反対の署名が集まり、八代さんの出身地・熊本県の木村敬知事も「許し難い」と発言するなど大騒動になっている。

 一昨年12月に亡くなった八代さん(享年73)の肖像権などは、遺言によって八代ミュージック&ギャラリー(以下、八代ミュージック)にあるとされていた。実際、同社は、ニューセンチュリー社に対し猛抗議の文書を送りつけている。だが、ニューセンチュリー社は動じない。同社の早川寛社長が言う。

「(CDは)売れてますよ。もうパニック状態。通販だけですが、1枚3700円で送料は無料です。今はガタガタうるさいの(注・八代ミュージックのこと)が揺さぶりをかけているもんだからCD店では販売保留になっているけど、法律的には何の問題もありませんから」

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