「アベノミクスで1000億円儲けた“ウォール街の殺し屋”」 トランプ関税で日本を待ち受けるベッセント財務長官の正体

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「日本が列の先頭にいる」

【全2回(前編/後編)の前編】

 かつて日本には国難を交渉力で突破したつわものがいた。「不平等条約」解消で関税自主権を奪還した小村寿太郎。戦後の主権回復を成した「サンフランシスコ講和条約」では、吉田茂の懐刀として白洲次郎が尽力した。翻って、あまりに心もとない“赤澤使節団”を待ち受けるのは、トランプ大統領の腹心たち。日本の命運を左右する交渉相手の正体とは。

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 相互関税の解消を求めて、米国と交渉を望んでいる国の数は75カ国を超えた。...

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