トランプショックを待たずに「暗いトンネル」突入の韓国経済 第1四半期マイナス成長が示す「縮む」時代の幕開け

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 韓国の2025年第1四半期(1-3月)の実質GDP(国内総生産)成長率が前期比マイナス0・2%を記録した。引き金となったのは政局不安による消費の減退だが、根には人口減少がある。「今後、トランプ関税の影響が本格化するため2025年通年でもマイナス成長に陥る可能性が出てきた」と韓国観察者の鈴置高史氏は見る。

鈴置:4月24日に韓国銀行が発表した第1四半期の実質GDP成長率(速報値)は前期比マイナス0・2%でした。...

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