いまこそフジに学んでほしい…とにかく深い「萩本欽一」のヒット哲学 「番宣番組はやらない」「“面白いこと”と“面白そうなこと”は違う」の真意とは
まさに“欽言”
担当している企画・商品・アイデアを確実にヒットさせるには、どうしたらいいのか――どんなジャンルでも、答えを見つけるのは容易ではないだろう。
テレビ制作の現場で手掛ける番組を次々とヒットさせ、「視聴率100%男」と呼ばれたのが萩本欽一(83)である。1980年代に放送されていた、「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(フジテレビ系)、「欽ちゃんのどこまでやるの!」(テレビ朝日系)、「欽ちゃんの週刊欽曜日」(TBS系)という、自身の冠番組の視聴率を合計したものだが、萩本には確実に番組をヒットさせるための戦略があった。...

