「俺の子を産んでほしい」 志村けんさんの知られざる胸中を“特別な関係を結んだ女性”が証言

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 新型コロナウイルスに襲われ、人生に幕を下ろした志村けんさん(享年70)。ストイックなまでにコントに打ち込み、芸能界を駆け上がった彼が何より大事にしたのは、酒と女性だった。衝撃の死から3年――。愛されし女性がテレビには映らない「喜劇王」の姿を語った。

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〈初めて女を知ったのは、ビートルズのおかげだった。

 相手は高校2年の時の同級生。〉

 著書『変なおじさん【完全版】』(新潮文庫)で自身の女性体験を赤裸々に明かしていたのは希代のコント師・志村けんさん。

 数々のギャグとコントで茶の間を沸かせ、芸能界で一時代を築きながら、度々報じられたのが派手な女性関係だ。高校生の時分から、3年前の3月29日、新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳でこの世を去るまで、志村さんを数々の女性が通り過ぎていった。それもまた「芸人・志村」のひとつの側面であった。

「志村さんと出会ったのは、2017年の年明けだったと思います」

 そう明かすのは、生前の志村さんと親交のあった佐藤結衣さん(28)=仮名=である。生涯独身を貫いた志村さんの晩年の私生活で、彼女は欠かせない存在となっていた。

「突然チューされ…」

 その邂逅(かいこう)はいかなるものだったのか、彼女の話に耳を傾けよう。舞台となるのは志村さんが根城としていた東京・麻布十番である。

「私は麻布十番のガールズバーでスタッフとして働いていて、そこは志村さんが行きつけにしていたお店でした。2017年2月、スタッフとして入った初日の22時頃、志村さんがおひとりで来店されたんです。私は志村さんのファンだったので“本当に来た”と感激でした」

 ほかの店で食事を済ませてきたのか、ほろ酔いだったという志村さん。

「新人なので、志村さんをいきなり担当させてもらえるわけもなく、“新人が入りました”とほかのスタッフから紹介だけしてもらいました。その後、一番下っ端だったので、2階のトイレ掃除をしていたら、突然志村さんが入ってきて、私のほっぺを両手で持った状態でチューしてきたんです」

 突然のことに驚く結衣さんだったが、志村さんは臆せず、「連絡先を教えて」と携帯電話の番号を交換することに。すぐさま食事の約束もし、二人は急接近していった。

「志村さんのデートの定番は十番のリラクゼーションスパから始まるんです。90分か120分コースを予約して、最初のデートではそこの個室のテレビで相撲中継を見たりして過ごし、スパから至近距離にある高級焼き鳥屋に出かけました」

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