入学早々に“同棲”報道も…「広末涼子容疑者」お騒がせ芸能人の原点“早稲田大入学”騒動を振り返る

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取得単位は5年間で3分の1

「大学に行かないのなら、そもそも受験すべきではなかった」という批判が殺到したのは当然だろう。当時はSNSが存在しなかったため世論の批判は可視化されなかったが、今なら炎上していたのは間違いない。

 しかも6月に入ると、週刊女性が広末容疑者と俳優の伊勢谷友介が同棲していると報じた。もともと2月下旬にFRIDAYが横浜の中華街で2人がデートするところを撮影していた。所属事務所は同棲説を否定したが、説得力には乏しかった。

 ようやく6月26日になって初めて広末容疑者は登校。これが現在、テレビで流れている映像だ。報道陣100人が詰めかける大騒動となったのは事実だが、冷たい視線を向けている学生も決して少なくなかった。

 その後は真面目に授業を受けている姿も目撃されていたが、2年生になると再び欠席が増えた。結局、5年生だった2023年10月に広末容疑者は早大に退学届を提出した。5年間で取得した単位は卒業に必要な124単位の3分の1にも満たなかった。

 日刊スポーツは退学を報じた記事で《見通しが甘いと言われればそれまでだが、本人なりに悩み、苦しんだ末の結論だった》と擁護した(註3)。しかし、なぜ、これほど徹底的に大学に顔を出さなかったのか、今に至るまで本人から納得のいく説明はない。やはり、これが広末容疑者にとって最初の“奇行”だったのだ。

註1:21年前の広末涼子の早稲田入学の大騒動は何だったのか?(AERA DIGITAL:2020年3月19日:芸能評論家・宝泉薫氏の署名原稿)

註2:〔広末涼子〕スキャンダルの業火のなかから広末涼子がよみがえる 「破天荒な軌跡」と「芸能者の革命」(サンデー毎日:2024年11月17日号)

註3:広末涼子、早大を自主退学、98年自己推薦入試から5年(日刊スポーツ:2003年10月7日:記者の署名原稿)

デイリー新潮編集部

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