「中居正広氏」フジ報告書から透ける“男尊女卑”なホンネ…フジ幹部B氏がBBQの会で被害女性に「皿洗い」を指示した理由

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中居氏と、脇に立つA氏

「一方、A氏は皿洗いや配膳、そしてキッチンで料理を作る中居氏の手伝いを担当し、テラスでの会話には、あまり参加しなかったそうです。こうなると、飲み会の位置づけが異なってきます。本来であれば、A氏は女性アナウンサーとして様々な参加者と交流し、テレビ局の社員として見聞を広めるのが『業務の延長線上』にある飲み会でしょう。ところが、実際は女性として従属的な家事労働を手伝うことになった。B氏はA氏に皿洗いを指示することで、『中居氏はA氏に好感を持つはずだ』と判断していたのではないでしょうか。仕事上のプラスとは、あくまで中居氏に気に入られるという意味だったかもしれないのです」(同・記者)

 BBQの会は午後8時ごろに解散となった。中居氏は空腹を訴え、B氏とA氏の3人で寿司屋に向かった。食事をしながらB氏は「(中居氏とA氏は)つきあっちゃえばいい」との冗談を口にしたという。この発言は非常に示唆的だ。

「中居氏が大勢の客を呼び、自らキッチンに立って料理を作ってもてなす。その脇にはA氏が寄り添い、皿洗いや配膳を手伝う。“夫”のイメージを受ける中居氏が料理担当するのは古典的な男性観からすると新味かもしれませんが、その脇でA氏が献身的に家事労働に勤しんでいるのです。“夫唱婦随”といった伝統的な夫婦像を連想する人も少なくないでしょう。だからこそB氏は『つきあっちゃえばいい』という冗談を口にしたのではないでしょうか。中居氏は女性A氏を気に入ったのは明らかで、BBQの会から2日後の6月2日、『今晩、ご飯どうですか?』とのショートメールを送信しました」(同・記者)

問題視される女性観

 第三者委員会は「2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退出するまでの事実」を独自に調査し、「女性Aが中居氏によって性暴力による被害を受けた」と認定した。

 ネット上では中居氏の“女性観”が取り沙汰されている。例えば2023年8月、中居氏はMCを務めるバラエティ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)に出演し、独特の結婚観について語った。この発言に再び脚光が集まっている。

 中居氏は結婚に否定的な意見を披露した上で、たとえ結婚したとしても別居は大前提。「俺が東京で、相手が川崎にいるとかだったらギリで。飯は夕方に来て作ってもらって、俺が帰ってくるまでには帰ってほしい」とカメラの前で発言した。

 視聴者を喜ばせるための冗談だったのかもしれない。とはいえ、「飯は夕方に来て作ってもらって」の部分に旧来的な女性観が透けて見えると眉をひそめる人もいるに違いない。実際、Xで「中居 男尊女卑」で検索を実施すると、次から次へとポストが表示される。一部をご紹介する。

《中居くんの件で思ったのは、男性って基本やっぱり男尊女卑な思考があるんだなーって思う》

《中居、フジテレビの事件に思うけど、やっぱり男尊女卑の考えが世間で今も横行してるんだなって思う》

《皆言ってるように女の子呼ぼうかと、日本は女性をアシスタント的に使う男尊女卑文化が根強い》

 中居氏は52歳。A氏との年齢差を考えれば、夫婦というより親子という関係が自然であるのは言うまでもない。

デイリー新潮編集部

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