悠仁さまご入学「筑波大学」が34年前“血の海”に…迷宮入りした「悪魔の詩」訳者殺人事件 浮上していた“2人の容疑者”とは

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 世間に衝撃を与えながら迷宮入りした殺人事件は数多くあるが、その代表的な例のひとつと言えるのが、「悪魔の詩」訳者殺人事件だ。

 1991年7月12日、ひとけのない夏休みのキャンパスでの出来事。筑波大学助教授・五十嵐一(ひとし)氏が大学構内のエレベーター前で、遺体で発見された。辺りは一面の血の海。助教授は全身十数カ所を刺されていたが、左頸部を切り裂かれたような傷があり、これが致命傷になったと推測される。この事件が注目されたのは、五十嵐氏が新進気鋭のイスラム学者であり、事件の1年前、英国人作家、サルマン・ラシュディ氏の小説「悪魔の詩」を翻訳出版したためだ。...

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