「佐々木朗希」の制球難が深刻…2000年以降MLBでワースト2位 ロッテ時代に見せていた“危険な兆候”とは

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次回は敵地での登板を予定

 今季の制球難が露骨すぎる点は気になるが、イップスでもない限り、次回登板以降に改善の兆しは見せていくだろう。ドジャースとすればしばらくは我慢を強いられることになる。ただ今後、ドジャースファンからもブーイングを浴びるような事態に発展すれば、佐々木のマイナー行きが現実味を増すかもしれない。

「先発ピッチャーとしての仕事を果たせるようにしていきたい」

 タイガース戦の直後、そうコメントした佐々木はすでに前を向いている。次回登板は5日(日本時間6日)、熱狂的なファンが多いことで知られるフィリーズと敵地フィラデルフィアで対峙する。自身初となるアウェイで逆境を乗り越えられるか。三度目の正直で制球難克服の糸口をつかんでもらいたい。

八木遊(やぎ・ゆう) スポーツライター
1976年生まれ。米国で大学院を修了後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLなどの業務に携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬記事を執筆中。

デイリー新潮編集部

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