斎藤兵庫県知事にトドメを刺すか 「美人社長」の“秘密のスマホ”…「立件の可能性がないのに強制捜査に入ることはない」

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スマホに決定的証拠?

 上脇氏が言う。

「斎藤陣営は告示後にメルチュ側へ71万5000円を支払っていますが、公選法で認められているポスターやチラシ製作に対する対価だったと主張しています。私は折田氏の投稿文だけでも立件は可能と思っていますが、裏付ける証拠の収集は必要。ただし斎藤氏がメルチュを訪問し、説明を受けた上で仕事を依頼した点は疑いの余地がない。“周りが勝手にやった”との言い訳は通用しないでしょう」

 捜査の行方とともに、関係者の間で秘かに話題となっているのが、折田氏が「捜査に協力的でなかった」と伝えられる点だ。

「これまで彼女が沈黙を守ってきたことも踏まえ、いろいろと臆測が飛び交っています。例えば“自身の投稿が原因で、あまりに大ごとになり、精神的に不安定になっている”とか“斎藤氏の代理人弁護士などから『何も喋るな』と言い含められ、自責の念も相まってそれを忠実に守っている”などです」(兵庫県議)

 しかし、その態度が結果的に斎藤氏を追い詰めているのは皮肉というほかない。

 さらに、

「押収された彼女のスマホには斎藤陣営とのやり取りのほか、選挙期間中の行動など、斎藤氏にトドメを刺す決定的な証拠が存在している可能性もあります」(前出の記者)

 知事選の実施費用として組まれた補正予算額は21億円超。捜査の結果次第では、巨額の血税がドブに捨てられることになる。

週刊新潮 2025年2月20日号掲載

ワイド特集「うらおもて人生録」より

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