芸能界のドン・周防郁雄氏退任で激変する業界地図 藤原紀香のスピーディな動きの意味は

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息子の彰悟氏が

 芸能事務所「バーニングプロダクション」(以下、バーニング)の創業者で芸能界のドンと呼ばれる周防郁雄氏(84)が代表を退いたことが報じられ、芸能界に激震が走った。独立を表明する所属俳優・タレントが相次ぐのではないかと見られたが、実態はどうなのか。

 バーニングの設立は1971年。本体以外に関連のある事務所はバーニング系と呼ばれ、芸能界に一大勢力を築いてきた。周防氏には歌謡曲のプロデューサーとして活躍した経歴があり、レコード大賞や紅白歌合戦の選考にも強い影響力を発揮した。

 そんな周防氏をめぐっては昨年から体調不良説が飛び交い、中には脳梗塞説もあった。

「実際にそこまで重篤な症状ではなかったようですが、第一線で戦う立場として自信が持てなくなっていることも事実のようです。昨年末に代表から相談役会長に退き、息子の彰悟氏がこれを引き継ぎました」

 と、芸能デスク。

「勘違いするなよ」

 49歳の彰悟氏はこれまで後継候補として常に取り沙汰されてきたが、「その任にたえない」との評がつきまとってきたのも事実だ。音楽著作権を管理する関連会社『バーニングパブリッシャーズ』の社長を務めた実績はあるが、タレントのマネジメントはほぼ未経験だ。

 彰悟氏は週刊新潮の取材に、「父は10年以上も前から私に“所属タレントは俺に付いてきているだけだ。勘違いするなよ”と言っていました。私だってタレントが付いてくるなんて思っていません。しかし、父が体調に問題を抱えるようになり、どうしても会社を継がなくてはいけなくなってしまったのです。昨年12月以降、父が懇意にしている弁護士と話し合い、法律に則って手続きを進めてきました」「芸能事務所『ケイダッシュ』の川村龍夫会長(84)にも相談をしています。私は正直、タレントのマネジメント部門をなくしたいと思ったのですが、川村会長から“郁雄はまだ死んでいない。全てのタレントに残ってもらえるように、おまえが頑張って説明しろ”と言われました」などと答えている。

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