「三里塚闘争」引き継ぐ“反対派”が今も成田空港に残る理由 「どちらが優れているか示したい」

国内 社会

  • ブックマーク

成田空港に点在する“反対派”拠点

 日本の空の玄関口・成田空港。旅客機の窓から外を眺めていると、空港内なのに鉄壁で囲まれた建物が見えることがある。1960年代から始まった「三里塚闘争」を引き継ぎ、今も頑張る反対派の拠点だ。

 1月24日、成田国際空港会社や国交省、千葉県と地元自治体でつくる4者協議会が開かれ、今年中に発着回数を年30万回から34万回へ増やすことで合意した。インバウンド需要に応じるための措置だが、2029年までに50万発着まで拡大するという。目下、現地では、新滑走路建設と現行のB滑走路の延伸計画が進んでいる。...

つづきを読む