なぜ「小中高生の自殺」は過去最多を記録したのか…専門医が明かす「SNSは諸刃の剣」「生徒が伸び伸びしているのはむしろ名門進学校」という“格差社会”の現実

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 厚生労働省の発表によると、2024年に自殺した小学生、中学生、高校生の数は暫定値で527人。前年より14人増え、統計を取り始めた1980年以降で過去最多となった。憂慮されるのは、自殺者の総数自体は減っていることだ。日本の自殺者は2003年の3万4427人が最多であり、それ以降は基本的に右肩下がりを示している。

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 2024年に自殺した人の暫定値は2万268人。前年より1569人減っており、1978年に統計を取り始めてから2番目に少ない。...

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