お値段は1人「6万円」…“女王”松田聖子を超える今冬 「ディナーショー」最高額チケットの「大御所歌手」とは

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元祖は五木ひろし

「チケット代のみで言えば、上には上がいます。同じくニューオータニで開催されるディナショーを見ると、12月19日の玉置浩二さん(66)や23日のさだまさしさん(72)、24~25日の高橋真梨子さん(75)は、いずれも5万5000円です。もっとも、今年もNo.1は五木ひろしさん(76)でしょう。クリスマスイブにザ・プリンス パークタワー東京で開催されるディナーショーのチケット代は6万円です」

 五木が演歌界の大御所であることは言うまでもないが、なぜそこまで高額なのだろう。

「実は、日本のホテルで初めてディナーショーを行ったのが五木さんなのです。アメリカのラスベガスのホテルでショーを行った際、豪華な演出や食事などに衝撃を受け、日本でもやりたいと思ったそうです。ディナーショーの先駆者ということで格付けが違うわけです。聖子の場合、チケットが5万円を超えたのは数年前のことで、長らく4万円台後半を続けていました。やはりちょっと遠慮しているのだと思います」

 これまで6万円を超えたチケットはないのだろうか。

「演歌を含む歌謡界では聞いたことがありませんが、ジャンルが異なればさらに高額のディナーショーもありました。たとえば、2019年、五木さんのディナーショーは5万5000円でしたが、ロック界の大御所・矢沢永吉さん(75)のディナーショーは6万5000円で最高額に。また、フォーク界では松山千春さん(68)が08年に10万円ディナーショーを開催したことがあります」

 フォーク歌手ながらロックンローラーのような人である。

ファン層はバブル世代

「他にも、2010年にX JAPANのToshiさん(59)が10万円のディナーショーを開催しました。彼らは五木さんに遠慮する必要はないでしょうからね。もっとも、コロナ禍以後は、そうした高額チケットをウリにすることもなくなったようです。かつて“ディナーショーの帝王”と呼ばれた松崎しげるさん(75)も、今年は開催の予定がないようです」

 では、今年のディナーショーNo.1は五木ということに?

「チケット代のみではそうなります。しかし、“女王”の聖子も負けてはいなせん。高額な宿泊付きチケットを売り出せるのは彼女くらいだと思います」

 それにしても高すぎないか。

「ホテルの食事に舌鼓を打ち、彼女の生歌を聴きつつ、豪華な衣装や臨場感も味わえる。加えて、テレビでは見られないくだけた会話などが彼女のウリです。コアなファン層は50代後半から60代のバブル期を知っている世代ですから、多少の高価さなど問題ないのでしょう」

 女王は健在だ。

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