「マスターズ」出場を19歳アマ選手が“辞退”の衝撃 背景には世界ゴルフ界の競争激化も

スポーツ

  • ブックマーク

松山の“初マスターズ”はこの大会で

 2009年、「優勝すればマスターズに出られる」という謳い文句で創設された「アジア・アマチュア選手権」は、2012年から「アジア・パシフィック(太平洋)・アマチュア選手権」に名称が改められた。後に優勝特典は「優勝すればマスターズと全英オープンに出られる」に拡大され、アジア太平洋地域のアマチュア選手たちの目標となってきた。

 日本のゴルフ界のエース、松山英樹がマスターズに初めて出場したのは2011年のことだった。

 松山は2010年のアジア・アマチュア選手権を制し、優勝特典として翌年のマスターズ出場資格を授けられ、夢にまで見たオーガスタ・ナショナルの土を初めて踏んだ。...

つづきを読む