「今でも忘れられないボツになったキャラクターは…」 「相棒」のシナリオライターが語る登場人物との別れ
せっかく生み出した登場人物との別れ
「相棒」「特捜9」「遺留捜査」など人気作品の脚本を手がける、シナリオライターの川崎龍太さん。彼いわく、登場人物の名前を考える作業は特別なものだという。だけどせっかく書いたシナリオがボツになることもある。そんなときシナリオライターの胸によぎるのは……。
***
シナリオライターという職業柄、名前をよく考える。架空の企業名や学校名、地名などもそうだが、圧倒的に多いのは登場人物の名前だ。数えてみたら、この1年だけでも49人の登場人物に名前を付けていた。...