秋篠宮さま「危機」「暗闘」報道で霞が関官僚たちが思い出していること

国内 社会

  • ブックマーク

車だけで800キロの移動問題

「2022年4月、ご夫妻は秋篠宮さまが皇嗣となられて立皇嗣の礼を終えたことを報告するために伊勢神宮を参拝されました。新型コロナの感染対策という名目から、駅などに人が集まることを避けるべく800キロに及ぶ移動に鉄道ではなく車を利用されました」(同)

 これに対して、警備面では宮内庁のみならず警察から不満の声があがったとされる。

「車での移動距離が長すぎるだけに事故や事件に巻き込まれる可能性が高まりますし、警備担当者にかかる負荷は相当なレベルになります。メリットよりデメリットの方が大きく、コロナ禍とはいえ、もう少し合理的な判断があっても良かったのではないかと言われていましたね」(同)

 秋篠宮さまによる「国民への配慮」を100%受け止め、警備面で実行しようとすると、逆に警備的に万全ではなくなってしまう可能性が出てしまう。そんなジレンマを警察が抱えていたということだろうか。

進講の場で

「今回の報道で頭をよぎったのは、霞が関からあがる“秋篠宮さまへのさまざまな声”です。日本のみならず世界を取り巻く情勢について専門家が皇族方にご説明する『進講』という機会があります。これを大学教授のような学識者だけではなく、霞が関のキャリア官僚が担うこともままあるわけですが、彼らのうち何人かが当時のやり取りを振り返って、“できれば遠慮させていただきたい”と言っていたことがありました」(同)

 要するに、秋篠宮さまとうまくコミュニケーションが取れなかったということのようなのだが……。

「当人たちにとってはしんどい時間だったとのことです。“ご説明がまるで必要とされていないように受け止められた”と振り返っている人もいましたね」(同)

 今回の「危機」報道で、こうしたエピソードを思い出した人も少なからずいるようなのだ。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。