「陰謀論者と言われる理由はわかりますが…」国賠訴訟で東京都に勝訴した「暇空茜」インタビュー「世間の批判にすべて答えます」

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大手メディアは「結論だけで印象操作する」

――暇空さんの活動は大勢の“信者”と呼ばれる支援者に支えられています。信者に対して過激な見せ物をしているとの批判もあります。

 まず信者という言葉が使われている点について、僕の認識をはっきり言わせてください。

 僕は、僕のことを無条件で信じてコメントする人たちをことごとくブロックしています。僕が普段からネット上で言っているのは、“非合法なことはやらない”“盲目的に僕を神輿に活動する人に賛同しません”。僕は集会に突撃したり暴力的な行動を起こす人も否定しています。

 確かに対立する弁護士からはよく「ショービジネスにして収益にしている」と批判されます。名誉毀損をしても賠償金以上の収益を得ているから悪質だと。Colabo側からよく聞こえてくる批判です。

 僕は、経過を全て公表することで真のジャーナリズムを体現しているだけです。都合の悪いことも、負けた判決も全て出しています。確かに、見せ物的、エンターテインメントになっている側面は否定できません。人々が今まで見たことがない情報に触れるわけですから、それはエンターテインメントですよね。

 裁判というのは、ナイーブでセンシティブな話が多いものです。表では何もしていないような顔をしながら裏でコソコソ動いて、最後に自分に都合がいい判決が出た時だけ表に出て騒ぐというスタイルだって取ることはできる。

 でも今回の勝訴を大手マスディアが一切スルーしたことから見て取れるように、結論だけでイメージ操作ができてしまう。都合のいい判決は出すし、良くないものは出さない。僕はこれこそが左翼の手法だと思う。

 明確な例で言うと、僕が国賠で勝った2日後くらいに奈良県在住の高校生が「自衛隊に名簿を提供するのは憲法違反」と国賠訴訟を起こした話はすぐにニュースになっていたでしょう。

 同じ国賠でも、大人の入れ知恵があったかのように見える高校生の提訴が大きなニュースになって、どう考えてもニュースバリューが高い勝った僕の方はニュースにならない。このようにメディアを動かせる力の偏在、左翼系の人間だけがメディアを都合良く動かせていた状況に対して、そのアンチテーゼとして経過を全て公表しているのです。

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