6年ぶりの麒麟、ハリセンボン…コンビ内格差芸人が復活 次に期待されている2人組は誰か

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

「川島さんって、田村さんいても面白いんですね」──なかなか失礼な物言いだが、これで特番が実現したというのだから、やはり人の運命は分からない。日本テレビは1月28日に「スポーツ!ダサかわいい映像グランプリ」を放送した。内容は“令和版の珍プレー大賞”だが、その番組MCに注目が集まった。

 ***

 注目を集めたMCとは、お笑いコンビ・麒麟の川島明と田村裕。2人がコンビでテレビ番組の司会進行を務めるのは、何と6年ぶりのことだった。バラエティ番組を担当するスタッフが言う。

「川島さんは2月8日、関西ローカルの番組に出演し、MCを依頼された経緯について話しました。昨年10月、麒麟の2人はやはり6年ぶりとなるトークライブを開催。これを日テレのスタッフが見に行き、『川島さんって、田村さんいても面白いんですね』と感想を言ったそうです。そして、このスタッフから『麒麟さんで特番をやらせてください』と依頼され、番組の制作が決定したのです」

 さすがに川島は苦笑したというが、スタッフ側の事情にも理解を示した。何しろテレビ業界では“川島・田村不仲説”は常識だったらしく、楽屋を別々にするなど勝手に気を使われていたのだという。

「麒麟の結成は1999年ですから、彼らの歴史を全く知らないスタッフも現れ始めています。麒麟はコンビ内格差芸人として有名で、最初に売れたのは田村さんでした。2007年に自叙伝の『ホームレス中学生』が大ベストセラーになり、当時は田村さんが圧倒的な人気者でした。ところが、徐々に田村さんの人気は失速。すると逆に川島さんがMCなどで頭角を現していきました。そして今では田村さんのほうが“じゃないほう芸人”になっています」(同・スタッフ)

ハリセンボンも復活

 だが、田村も負けてはいない。現在は「バスケットボール芸人」として再び注目を集めている。学生時代からバスケに熱中しており、NBA(全米バスケットボール協会)の知識も豊富。テレビの仕事は減っても、バスケ教室をプロデュースするなど存在感は示していた。

「そもそも麒麟のキャリアを考えれば、特番のMCは難なくこなせるはずです。その上で日テレが起用を決断した理由として、スポーツがテーマのバラエティ番組だったことも大きいと思います。バスケットボールの話題なら、田村さんに安心して任せられます」(同・スタッフ)

 実際、田村は大谷翔平とバスケを楽しんだというエピソードを披露、番組を盛り上げた。

「何よりも、川島さんの面白さを上手に引き出せるのは、やはり長年の相方である田村さんなのだと証明できました。若いスタッフにとっては麒麟というコンビとしての面白さも新鮮なものに感じたでしょう」(同・スタッフ)

 番組で川島と田村は改めて「共演NGは嘘」と否定し、「これを機に麒麟でのお仕事お待ちしています」と呼びかけて綺麗にまとめた。

「最近、バラエティ番組では、お笑い芸人のコンビ活動の再開が話題になっています。例えば、ハリセンボン。こちらも近藤春菜さんが売れっ子になり、箕輪はるかさんが“じゃないほう芸人”と位置づけられてきました。最近、彼女たちはコンビでの活躍を再開させ、視聴者にも好評です」(同・スタッフ)

次ページ:アンガールズにも期待の声

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。