ノルウェー大使館が大プッシュする「サモ肉」は“第4の肉”になるか? 人気ナンバー1「寿司ネタ」に“加熱調理”という新たな選択肢
生でデビュー、人気はマグロ超え
ステーキやカツ、生姜焼き、あるいは“すき焼き”なんかはいかが――。決してレストランのお薦めメニューではない。北欧の国・ノルウェーが、牛肉や豚肉、鶏肉に次ぐ「第4のお肉」と称し、国を挙げて売り込みを始めた食材がある。本当は肉ではないため、すぐに分かってしまうかもしれない。正解は「魚」。ノルウェー産のアトランティック・サーモンだ。【川本大吾/時事通信社水産部長】
若者を中心に「魚離れ」が指摘される日本で、今や大人気となったサーモン。大手水産会社が行う寿司の「よく食べるネタ」ランキングでも、12年連続でマグロを押し退け第一位に輝いている。...