豊洲市場に出荷された“奇形マグロ”の衝撃写真 食の安全性について聞いた

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顔面はボコボコ、中身があらわに

 最初にお断りしておくと、今回ご紹介するマグロの写真、見て「美味しそう」と思えるものではなくて、かなりの人がグロテスクさにショックを受けるようなものだ。

 食事中の方はもちろんのこと、そういう写真が苦手な方は御覧にならないほうがいいだろう。それほどの「奇形」なのである。

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 激しく潰れた顔面、皮が剥がれ、筋肉らしきものが露出した腹部。胸びれの脇には、瘤(こぶ)のようなものがボコボコ――。さかなクンじゃなくても、思わずギョギョギョ!と叫んでしまいたくなる風体のこの魚、昨年末、東京の台所・豊洲市場に届けられた養殖のクロマグロなのだ。

 豊洲市場関係者が驚く。

「骨折程度はまだいいとして、さすがにここまでの奇形は見たことがない。おそらく年末で、マグロの需要が高まっているから、産地としてはとにかくなんでも送ろうということなんでしょうが、何かの病気ですかね。本当に食べても大丈夫なのか。食の安全が叫ばれる世の中で、こんなものが豊洲にくるとは、信じられない」

 魚河岸のプロが不安がるほどの不気味さだが、にもかかわらず、通常の半値近くで競り落とされたという。

「さくにしてしまえば(他の正常な魚と)一緒ですから。気付きようがない」(同)

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