「韓国消滅」と慌てふためく韓国人…急激に落ちる出生率は“世界ワースト1” 日本への「上から目線」は続くのか

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 韓国人が「韓国消滅」と慌てる。出生率の異様な低下により、一世代後の人口は現在の35%に急減すると報じられたからだ。「衰退する日本」を見下していた韓国人。彼らがいつまで「上から目線」を続けるのか、韓国観察者の鈴置高史氏は注目する。

「廃墟の韓国」を予言したNYT

鈴置:ニューヨーク・タイムズ(NYT)の1本の記事が韓国に衝撃を与えました。「Is South Korea Disappearing?」(12月2日)――「韓国は消えつつあるのか?」というセンセーショナルな見出しの記事です。筆者は同紙コラムニストのR・ドゥタット(Ross Douthat)氏。

 韓国の2023年第2、第3四半期の合計特殊出生率がいずれも0・7に落ち込んだことから「14世紀に黒死病で人口が急減した欧州のように、韓国の人口も一世代後には200人が70人に減る」と報じたのです。

 合計特殊出生率(以下、出生率)は15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を足し合わせた数値で、1人の女性が一生の間に産む子供の数のある時点での推計値です。

 総人口は平均寿命や移民にも影響されますから、直ちに「200人が70人」となるわけではありませんが、世代の継承という面で見れば、確かに「一世代後には35%」との計算になります。

 韓国では世界一権威ある新聞と見なされているNYTが「高齢者の放擲、巨大なゴーストタウン群、廃墟となった高層ビル群、高齢者扶養の負担に耐えかねて脱出する若者――。韓国にとっていずれも不可避だ」と暗黒の近未来像を描き出したのです。ショックは大きく、韓国のほとんどのメディアが引用報道しました。

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